歓迎!民主労総全北訪日団

大阪全労協OCTOBER 2025

10/15/2025

9月3日(水)第26期民主労総全北地域本部訪日代表団7名を港合同田中機械ホールに迎え、集会と歓迎会を開催した。今回の訪日代表団は、9月2日から4泊5日で更なる連帯を目指して、大阪、京都、兵庫で見学、交流をした。集会・歓迎会はその一環だ。京都では、ウトロ平和祈念館の見学が組み込まれていた。

35年目の交流を祝う
前半の集会では、今年2025年がこの日韓交流が始まって35年になるのを記念して「35年史を作ろう!」という動きがあることが紹介され、交流35年の歴史をダイジェストで振り返った。
アジアスワニー闘争(*)終結から35年目に当たる年が2025年。この闘争がきっかけで全北地域本部の方と交流が始まり、今に至っている。

非常戒厳との闘い
集会後半は訪日団から2024年12月に起こったユン大統領による非常戒厳令に始まった混乱に対しての市民デモや集会の様子の報告があった。エネルギッシュな市民が大統領弾劾実現に向かう様子の画像には日本の報道では映されなかった、それぞれがデザインしたユニークな旗を持ち寄る様子やグッズで盛り上がる様子が紹介され、緊張ばかりでなくいろいろな方法で連帯していく市民の様子がよくわかった。日本でこの9月に公開されている国家権力による言論弾圧、それに立ち向かったジャーナリストたちの闘いをえがいた韓国映画「非常戒厳前夜」を是非観に行きたいと思った。

日韓労働者の交歓
休憩をはさんで、歓迎会の開催となった。訪日団員からの自己紹介、連帯のアピールに始まり、日韓の歌の交歓で楽しんだ。予め配られた訪日団員のプロフィールから「現在を大切に生き、未来につなげる」ことを意識されていることが伝わり、明るく前向きであることの大切さを再認識した。歓迎会の最後は、韓国式の締め。全員と握手して終わった。

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(*)香川県に本社を置く(株)スワニーは、低賃金で雇用するため1972年に韓国益山に工場を作り、女性労働者を多数雇用したが、より安い労働者の確保のため230名を解雇し、中国に工場を移転した。この解雇で組合の女性労働者5名が日本で遠征闘争。日本の労働者はこの闘争を支援した。解雇撤回には至らなかったが、渡日90日間の闘争を闘い抜き、多くの成果を残した。

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