大教大付属天王寺小学校、未払い賃金を支払う

SEPTEMBER 2025大阪全労協大阪教育合同

9/20/2025

2024年4月から大阪教育大学附属天王寺小学校に勤務することになった教員が、あまりの長時間労働と過重労働で体調を壊し、休職せざるを得ない状態に追い込まれた。元々は公立の小学校に勤務していたが、人事交流で附属天王寺小学校に行くことになった。その際、府教委から附属天王寺小学校が変形労働時間制を採っている説明はなかった。

変形労働時間制の年間カレンダーには日ごとに就業時間が記されており、数字上は労基法を遵守しているものの、実際にはそれとはかけ離れた労働を要求するものだった。

休憩時間には給食指導、会議や行事の準備が入り、時間外や休日にも業務連絡が入るなど切れ目のない仕事に追われ続けた。団交では、労働実態を認めさせるところからスタートし、交渉や折衝を重ね、休憩時間を保障していなかったことや長時間勤務で生じた未払賃金が支払われることになった。

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