メーデー事前学習会報告
APRIL 2024
榊原さんはとくにドイツの労働運動を研究しており、ドイツとの対比で日本の労働運動の企業別組合運動の問題点やドイツ労働運動で開かれたプッシュ&アクションの意義などをとてもわかりやすく説明された。欧米諸国には日本のような就業規則は存在しない。なぜなら、使用者が一方的に決めるような制度はありえないからだ、という指摘には眼を開かされた思い。
こういう話を事前にちゃんと学習してたらメーデー当日の集会やデモの意気がさらにあがることうけ合いだ。
独協大教員の榊原嘉明さんを講師に迎えての第95回中之島メーデー事前学習会は、題して「労働組合の団体行動で社会を変えていこう!〜団体行動は『誰が』『誰に』行うものなのか?〜」。講師も主催者スタッフも40歳代となり、参加者の中には20代組合員もいて、「とくに若い世代、新加入の組合員に開いていこう」という数年前の事前学習会発足当初の趣旨が少しだけ前進した感じ。

