24春闘勝利!
大阪全労協機関紙FEBRUARY 2024
予算は暮らしのために!
賃金の目減りにより、私たちの暮らしは苦しくなっている。本来であれば、岸田政権は民衆の暮らしを守るためにお金を使わねばならない。しかしながら岸田政権は過去最大の8兆円に迫る軍事費を含む予算案を閣議決定し、民衆の暮らしを顧みずアメリカの言いなりにひたすら大軍拡に突き進むという姿勢を露わにした。
だからこそ今年の24春闘は昨年に引き続き、私たち労働者の生活を守るために「物価高を打ち破る賃上げ」を求めて奮闘しなければならない。また、軍事費大幅増を続ける岸田政権の大軍拡を止めさせるためにも反戦・平和闘争により一層力を入れて取り組む必要がある。国家予算は殺し合いのためではなく、民衆の生活のためにこそ使うべきものだからだ。
職場闘争で大幅賃上げを!!
全労協は24春闘において「職場から闘い取ってこその大幅賃上げを!」と訴えている。職場闘争に根ざし、地域の連帯を大切にした闘いを積み上げ、みんなで大幅賃上げを勝ち取れる24春闘を作り上げていこう。
大阪全労協は昨年12月の1週間大阪府内で街宣車を運行し、「最低賃金の大幅引き上げ」を求める宣伝を行った。また、2月には最低賃金の大幅引き上げを訴える駅頭宣伝も予定している。そして、春闘の主軸となる加盟労組の「職場での闘い」を支援するため、大阪全労協は加盟労組の団体交渉への参加などに取り組むつもりである。また、全労協の春闘パンフレットを活用しての学習も行おう。
地域の仲間の取り組みとしてはおおさかユニオンネットワーク主催春闘決起集会(3月9日)春季大阪総行動(3月26日)が予定されている。
これら地域の取り組みにも積極的に参加し地域の仲間と共に物価高を打ち破る大幅賃上げを勝ち取ろう!
昨年11月30日に開催された24けんり春闘全国実行委員会発足総会・学習集会を皮切りに、2024春闘が始まった。一昨年来の物価上昇は止まることを知らず、食料品や生活用品は値上げを続けている。2023春闘では「近年にはない大幅賃上げがなされた」と報道されたが、物価上昇には及ばない不十分な賃上げであり、私たち労働者の実質賃金は目減りしている。