不法侵入!?まずは、寮生と職員を守れ!
JANUARY 2022ケアワーカーズユニオン
すてーしょん(職員の大半が組合員)には、数年前から技能実習生の寮ができました。元々、寮ができる前は、職員の休憩スペース、更衣室、事務所、会議室でした。しかし、医療・介護現場の人手不足から、技能実習生を受け入れることになりました。
寮生受け入れ前に、組合と法人で協議した結果、すてーしょん職員の更衣室は残され、職員と寮生が食堂スペースとトイレなどを共同使用することになりました。
しかし、生活空間と職場の休憩スペースが共同することには限界があり、すてーしょん職員の食事スペースが結果的になくなりました。
そこで、組合は新たな食事スペースの確保するようにと法人と交渉してきました。
その中で、昨年12月24日団交時に、技能実習生の寮の問題点(日勤・夜勤する寮生の同室、火災時の避難等)について協議しました。
協議の中で、寮生とすてーしょん職員の共同スペースである食堂横に、寮生の風呂場があり、男子職員がいたとしても、寮生(女性)が風呂から薄着で出る場合があり、寮生のプライバシーと、すてーしょん職員の休憩が守られていないことから、改めて、すてーしょん職員の休憩スペースを求めてました。
しかし、代表交渉員のG氏から、組合役員がすてーしょんの組合員に関わる部分を視察したことに対して「不法侵入だ!」と騒ぎ出しました。
さらに、その後、G氏は組合に対して抗議申入を2度も出し、組合役員を案内した組合員を明らかにしろと要求しています。
組合としては、すてーしょん施設長に相談や了解を得た上で、組合役員A氏が視察したと、すぐに回答書を2度出しています。
本来は、法人がすてーしょん職員の休憩スペースを確保し、技能実習生の生活を守らなくてはいけないのに、G氏や法人は、本末転倒で無茶苦茶なことを言っています。論点のすり替えは本当にやめて欲しい。
組合からの申入書
2021年12月29日付けG氏名義の回答書に対して、組合は以下回答し、団交開催を求めます。
1、A氏がすてーしょん5階休憩室、更衣室、避難経路を視察した件について
元々、山紀会支部及びすてーしょん職員は、5階寮生がすてーしょんへ入寮した時期から、B施設長に対して、寮の清掃ができていない点、共同スペースである食堂が不衛生であり寮生がマスクなしで複数人使っているため、すてーしょん職員が使用できない点、休憩スペースが不十分なことから、すてーしょん職員が階段で食事をしている点等を相談してきました。
また、山紀会支部及びすてーしょん職員は、技能実習に詳しいA組合役員に対して、すてーしょん寮について相談しようと思っていることをB施設長に伝え、視察について許可をとった上で、A組合役員は、すてーしょん5階の組合員に関わるスペースを視察しました。
2、G氏回答書に対して
そもそも、貴法人は、すてーしょん職員の休憩・食事スペースについて協議すると確約しているのにも関わらず、一切前向きな改善をせず、放置したままです。また、寮生に対しても、不衛生な環境を改善することなく、日勤・夜勤の寮生を同室にするという違法行為を放置しています。更に、火災が発生した際の避難経路などの想定も全くされてなく、これらは寮生だけではなく、すてーしょん職員及び利用者の生命にも大きく関わる重大な問題が放置されたままです。
また、団交の中で、G氏らは、すてーしょん寮の責任者を明らかにすることなく、上記の問題についても不誠実な回答しかしていません。
改めて、組合は、貴法人に対して、以下を要求致します。
すてーしょん寮の責任者を明らかにさせること
すてーしょん職員の食事・休憩スペースを確保すること
寮生の部屋を一人一部屋にすること
寮内の清掃を法人負担で行うこと
寮生に対して、寮内はマスク着用などの感染対策を徹底させること