長期拘束されたた労働組合活動家からのメッセージ

JANUARY 2022全労協

1/21/2022

大阪のみなさん、こんにちは。東京の尾沢です。大阪のみなさんの大阪営業所(注;大阪支店のこと)に対する持続的な粘り強い闘いに敬意を表します。この闘いはきっと、サンケン電気に大きな脅威を与えていると思います。

私の逮捕に対し多くのご支援をいただき、大変ありがとうございます。みなさんには、大変ご心配をおかけしましたが、みなさんのご支援のおかげで12月27日夜、ようやく保釈されました。大変ありがとうございます。今度の年末年始は獄中で過ごすことになるだろうと覚悟を決めていましたが、みなさんのご支援のおかげで、何とか年内に保釈されました。とてもうれしく思います。正月は家族と温かい家庭で過ごすことができ、とても良かったです。

私は5月10日に逮捕され、5月31日に起訴され、約7か月半拘留され、ようやく12月27日に保釈されました。私が逮捕されたのは、韓国サンケンの解散・解雇に対して韓国の公的機関である慶南地方労働委員会が出した和解勧告を本社の責任ある部署に伝えようと面談を求めたことに対し、まったく不当にも逮捕されたのです。本社は一度もこれまで労働組合との話し合いに応じてこなかったので、この和解勧告が労使の話し合いの良い機会になればと思いましたが、警備員が問答無用で面談を拒否し、逮捕されたのです。

この逮捕は、韓国サンケン闘争を潰そうとして、また日本と韓国の労働者民衆の国際連帯を断ち切ろうとして、サンケン電気と埼玉県警公安とが一体となってかけてきた弾圧です。このような不当な弾圧をかけてくるサンケン電気を許すことはできませんし、負けるわけにはいきません。私は勝利するまで、最後まで韓国サンケン労組と連帯して、大阪のみなさんとともに闘っていきたいと思います。

みなさんのご支援に対しては、韓国サンケン闘争をはじめさまざまな闘いの現場に再び参加し、また日本と韓国の労働者民衆の連帯をより一層強めることで応えていきたいと思います。裁判は早ければ3月頃から始まる見込みです。みなさんのご支援に重ねてお礼を申し上げ、釈放の挨拶にさせていただきます。ありがとうございました。

2022年1月19日
尾沢孝司

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