「とめよう!戦争への道・めざそう!アジアの平和」関西の集い

10月23日、春秋恒例の反戦・反基地集会がエルシアターで開催された。コロナ禍が蔓延してからは延期が相次いで時季がずれて開かれることも多かったが、ようやく予定通りの開催を迎えた。講演した柳澤協二さんは内閣官房副長官補を務めたこともある元防衛官僚で、冒頭「久しく実際の聴衆を前にしての講演で、しかしこうでなければ思いを充分に伝えられない」と発言し、米中対立が熾烈になるなか

でアメリカに擦り寄るばかりの日本外交の危うさを指摘。結論的には台湾有事、敵基地攻撃論が喧伝されるなか、専守防衛・自らは決して戦争を仕掛けないといったメッセージを出すことの重要性を強調し、憲法9条の意味に言及した。参議院議員の高良鉄美さんはリモートでのアピールだったが、沖縄の現状を真摯に報告された。選挙戦の最中ということもあり、恒例のデモは中止された。

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