いつまで時間をかけるのか!団交に理事の出席を求める!
OCTOBER 2021ケアワーカーズユニオン


事件内容は、2019年の府労委命令(申立は2017年)にて、6件が不誠実団交として認定されて、その命令(誠実に団交を行うこと)に基づいて団交を1年間行ってきました。
しかし、法人から決定権を持つ理事の出席はなく、相変わらず決定権や権限を持たない交渉員が、不誠実な団交を続けてきました。
不誠実な団交では、労働条件の改善にも繋がらないし、そもそも協議にならないため、組合は、再度、2020年に府労委へ、法人が命令を守らないことについて、不当労働行為救済申立をしました。
昨日の、審問の中で組合員は言いました。
組合は、どのような命令を求めますか?
2019年府労委命令の事実認定では、「団交に、実質的な交渉権を付与されていない者のみを出席させ、決定権を持つ理事や経営責任者を出席させなかった」ことが「不誠実」だと認定されました。
しかし、命令主文の中に、「実質的な交渉権を持つ者を出席させ」と書いていますが、「決定権を持つ理事」を出席させるようにという文言が入りませんでした。
だから、結果として、法人は、団交に、理事を出席させずに、新たな代表交渉員を2名追加しました。しかし、その交渉員は、交渉権や権限もありませんでした。
それでも、法人は、命令を履行した、といいます。
実態は、以前と全く変わらず不誠実な対応が続いています。
だからこそ、本件の命令には、「理事が団交に出席すること」、と入らないと、また同じことを繰り返すことになる。それでは困る!
2017年の問題を今もやり続いているわけで、いつまで時間をかけるのか!
と、強い発言 がありました。
全くその通りだし、労働委員会は、毅然とした命令を出して欲しいです。そして、法人もいい加減に、職員や組合と向き合って欲しい。
組合は絶対に負けないのだ!!