G20大阪は大山鳴動鼠何匹? あの大騒動はいったい何だったのか


大阪全労協333号機関紙
6月28日~29日、G20サミットがインテックス大阪で開催された。日本ではじめて開催されたG20なのだが、そこでの首脳会談や共同声明はさほどの話題にもならず、米中首脳会談と貿易交渉の行方、米韓首脳会談と米朝首脳会談の可能性ばかりが報じられていた。

アメリカが「自国ファースト」を貫くかぎり、さらには「2国間交渉」で事態を展望するかぎり、こうした多国間協議に何の意義があるのかという疑義も出されている。さらには、6月27日~30日に渡る大阪市内のドタバタ騒ぎは何だったのか?阪神高速の多くが通行止めとなり、首脳たちが泊るホテル近辺の多くも通行規制がかかり、公立学校の多くが休校となり、ところによってはまるでゴーストタウンと化していた。市内上空をスクランブルをかけるように戦闘機やヘリコプターが飛び交った。また郵便や宅配は遅れ、休業を余儀なくされた店舗もあった。大阪府・市は経済効果も期待してG20を誘致したかったのだろうが、こんなに物流が混乱するとは思ってもみなかったのだろうか?いくつかの労働組合を含めた運動体では、G20大阪NO!アクションウィークという実行委員会を結成し、5月26日にはトランプ来日抗議の意味を込めてなんばで街頭宣伝をして、6月23日には西区の新町北公園で集会とデモ、28日には天保山公園で集会・デモを行った。海外からも抗議行動に合流するゲストが来日したが、なかには入国を拒否されたメンバーもいた。

それでも「朝鮮半島と東アジアの平和!」「分断とヘイトを越えて共存と連帯の世界を!」などを訴えた。NGOなどが軸となったG20大阪市民サミットは6月25日~26日、PLP会館で行われ、核兵器廃絶、カジノ問題、地球環境問題など幅広い分野で分科会を開催し、草の根市民の立場でさまざまな論議や提案を重ねた。