組合力アップと連帯・相互支援で時代を 生き抜こう!


大阪全労協議長 但馬 けいこ


2019年は労働組合にとってなかなか大変な節目の年となりそうです。

昨年から続く連帯労組関生支部弾圧をめぐる攻防が、その予兆を語っています。今年は元旦から大阪府警抗議行動が開催され、200名を超えて労組や市民運動が集まり、反撃の声をあげました。2019年は、大阪全労協や共闘の皆さんと年始からともに行動してのスタートです。

労働組合をとりまく情勢は、いろんな意味で厳しいものとなっています。世界的規模での企業間競争の中、企業は収益をあげ生き残りをかけて、コストカットという賃金・労働条件切り捨てを進めてきました。「なんとかファースト」を主張して国家間の争いも激化。日本では、この10年で労働者の平均賃金は70万円近く下がっています。昨年、安倍政権は“生産性向上”を目的とした「働き方改革法」を制定、非正規雇用だけではあき足らず、労働法から外れる労働者の拡大をうたいました。また人権を保障しないまま外国人労働者の導入も決定されました。


こんな中、企業は横暴さを増し、労働関係行政はますます力をなくし、労働者の中にはあきらめ感や閉塞した自己防衛が広がっています。労働組合は、労働者の相互扶助と連帯によって、職場を変え、産業を変え、社会を変えていく自主的な団結組織ですが、その本来の力が発揮できにくいほどに働く現場が荒廃させられてきています。職場だけではありません。昨年のモリカケ問題に典型な政府省庁の官僚たちの政権へのあり得ない忖度(そんたく)や偽証、また沖縄や関生弾圧に見られるような政権・司法・警察の癒着、排外主義やヘイト集団の横行など、社会全体がおかしくなっています。メーデーには天皇即位式がぶつけられ、憲法改悪も日程にのぼってきました。

と、大変な状況ですが、こんな時代こそ「あって良かった労働組合」の力を発揮していくことが必要です。大阪全労協の強みは、多様な労組・人材の、多様なスタイルでの結集。駆け込み寺のユニオンぜんろうきょう、混合組合の大阪教育合同労組、多国籍労組のゼネラルユニオン、産別運動を担う郵政産業労働者ユニオン、介護・福祉総がかり行動を担うケアワーカーズユニオン…。様々な業種の中小労組も参加しています。

今年は、節目となる大きな取り組みも頑張らんとあきませんが、何よりも資本の横暴に負けない組合力アップ、連帯しあってこの時代を生き抜く参加労組の相互支援と連携の強化、職場・産業・社会を変えていく創意工夫の発揮…が課題です。これらを通じて、閉塞の野に希望の灯をともす底力を、大阪全労協として創り出していければなぁ。

大阪全労協や友誼労組・団体の皆さんとともに、元気な元旦行動の流れをもっと大きくしていきたいと思います。よろしくお願いします!