【大阪全労協声明】全日本建設運輸連帯労働組合 関西生コン支部への不当弾圧に抗議する!

大阪全労協ニュース327号
全日建関西生コン支部に対する組織弾圧が続いている。これまでも何度か弾圧を受けてきた関生支部だが、いまも断固たる闘いを展開している。組合の要求が「強要」となり、ストライキが「威力業務妨害」となるなら、労働組合なんぞやってられない。大阪全労協は過日の幹事会で抗議声明を発することとした。以下、全文を掲載する。12月8日には3度目に当る反弾圧集会も予定されている。
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この間、全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部関西地区生コン支部に対して、連続的な常軌を逸した不当弾圧が続いている。8月から10月にかけてなんと23名もの組合員が逮捕され、そのうちの多くの者が今も拘留されている。
この弾圧には滋賀県警・大阪府警を軸に京都府警・奈良県警・和歌山県警も連動して手柄を争うかのように競って弾圧を繰り返している。そして、これまでにない特徴として警察庁の指示のもとに刑事部組織犯罪対策課が前面に出てきていることである。つまり、今回の弾圧は紛れもなく、国家権力(警察庁)が労働組合を暴力団同様の「反社会的勢力」とみなして全力で叩きつぶそうとしている動きに他ならない。しかし、労働組合は、憲法に保障された労働基本権を行使するために労働者が結集する団体であって、「反社会的勢力」などであるはずがない。

しかも、許せないことに、労働組合と使用者との団体交渉で労働組合側が会社に対して要求を突きつけたことについて「強要(未遂)」「脅迫」、ストライキをおこなったことについて「威力業務妨害」などの容疑で逮捕している。これらはとんでもないことである。労働組合が団交で使用者を追及すること、労働者の要求を無視する使用者に対して団体行動権を行使することが否定されるのなら、それは労働組合が労働組合であることをやめろ、と宣告されるに等しい。この事態は労働運動の未来を左右する重大な事態である。

さらに今回の弾圧の異常さを浮き彫りにするのが、広域協同組合幹部と差別主義者(レイシスト)との醜い野合である。元「在特会」幹部を引き入れて労働組合つぶしに必死になっている現状は、そのまま、反基地闘争、日朝・日韓連帯闘争などの反戦・平和闘争を果敢に闘う関西生コン支部の運動と組織を来年の天皇代替わりまでに一掃しようとする国家権力の狙いを如実に示している。

私たち大阪全労協は、さまざまな産業・職種・雇用形態の労働者が組織した労働組合の集まりである。それぞれに運動や組織のあり方について考えを持っている。スタイルもそれぞれに違う。しかし、これからの格差社会の進行の中でますます労働組合の重要性は高まってくる。私たちは、団体交渉やストライキをする権利が奪われることを絶対に許さない。ましてや、労使関係にレイシストが介入してくることなどあってはならないことだ。

私たちは以上の観点から、今回の不当弾圧に満腔の怒りをもって抗議するとともに労働運動の尊厳を守るため、今後とも不当弾圧糾弾の闘いにともに参加していく決意である。

以上、決議する。

2018年11月1日
大阪全労協第311回幹事会