学校法人天王寺学館:残業代15分未満の切り捨ては違法

大阪教育合同労働組合

居直る法人に大阪南労働基準監督署がついに是正勧告 

残業代を15分単位で支払い、15分未満は切り捨てていた学校法人天王寺学館に対し、去る8月1日、大阪南労働基準監督署より是正勧告が行われました。

この間組合は、団交で繰り返し改善を求めてきましたが、久井通義校長ら法人は、「世間には15分単位で賃金を支払っている所など、たくさんある」「『切り捨て』という一つの計算方法だ」などと強弁。「監督署に申告行くのは自由です」と堂々と開き直るので、組合員らは7月19日に監督署に赴き申告を行いました。

8月21日、監督署から「8月1日、法人に是正勧告を行った」との報告がありました。監督署の是正勧告に対し法人は、「問題があることは認識していた」と回答し、「2年間遡及して未払い賃金を支払うように」という指導に対しても、対立する意見を述べることはなかったとのことです。監督署は、改善の期日を9月末までと法人に通告しました。

『勧告に従う』との明言避ける法人
これを受け組合は、今後の改善策を確認するため、8月30日に団交を開催しました。「是正勧告には従うのか」という質問に対し法人は、「従わないとは言っていない」と回答。「では従うということか」と尋ねるとだんまりを決め込むので一向に話が進みません。法人は「監督署と調整を図っている最中」として、回答を避け続けました。組合からは、「調整を図るのは監督署ではなく労働者。法人はまず、労働者に謝罪すべき立場だ。どっちを向いているのか」との怒りの声が噴出しました。のらりくらりと逃げ道を探っている法人に、確実に是正勧告を実行させるべく、組合は追及の手を緩めません