日朝国交正常化と東アジアの平和を!

9.18キャンドル集会を成功させよう


大阪全労協機関紙324号
7月27は朝鮮戦争が休戦協定を締結して65周年になる。とはいえ、そのことを事実として知っているのはよほどの年寄りだけ。しかし、この戦争が特需を呼んで、日本という国が戦後復興から経済成長へと進んでいった歴史は、しっかり心に刻む必要がある。そして、日本がはっきりとアメリカに寄り添い、やがて日米安保体制の下に縛られていったことも…。

平昌五輪から南北首脳会談、6月には米朝首脳会談が実現し、東アジアの冷戦構造が集結するはじまりとなった。その後の米朝関係は相変わらずゴタゴタし、その方向はいまも判然とはしないが、この流れを押しとどめることはできない。そういう状況を前向きに受け止めようと、関西在住の学者・文化人・宗教者22人が呼びかけを発し、戦争あかん!ロックアクションとヨンデネット大阪が事務局を担うことで7.27キャンドル集会は準備された。

 当日は酷暑の下、午後4時からスタッフ20ほどが集合して、地面を区割りし、「PEACE」の文字を下書きして石灰でライン引き。なんとか1時間ほどで形にはなった。さらにスタッフの人数も増え、会場警備やチラシ配布、ステージ設置、受付などを任務分担。

6時半に集会スタート。22人の呼びかけ人を代表して、水野直樹さん(京大名誉教授)と平良仁志さん(日本バブテスト連盟牧師)が挨拶。在日朝鮮・韓国人からは朝鮮総連の統一国際部長と朝鮮学校オモニ会、韓国良心囚同友会からそれぞれアピールがあった。さらに正義記憶連帯(旧挺隊協)からもアピール。そして、政党からは立憲民主党・尾辻、共産党・宮本の現職のほか自由党・社民党・新社会党の元職からも挨拶があった。川口真由美さんの歌やキャンドル点灯など多彩な集会だったが、何とかやりきり、御堂筋をキャンドルを灯しながらデモも貫徹。そして9月18日の夜には、あらためて「日朝国交正常化と東アジアの平和を!」

求める集会がエルシアターで開催される。外交官の浅井基文さんが現政権の対朝鮮政策と国交正常化の課題を、山口大学名誉教授の纐纈厚さんが朝鮮半島問題と日本の植民地支配責任を語る。さらに、川口真由美さんが再び歌を披露し、先の集会ではやや明るかったため演出効果がいまいちだったキャンドルを室内を暗くして灯す予定。

朝鮮半島情勢はいま歴史的な大転換を迎えつつある。とはいえ、歴史の流れには必ず反動の波も起こり得る。そうさせないためにも「平和が大事、命が大事、個人が大事」を声高に叫ぶ必要があるのではないだろうか。