2018春闘に向けて取り組み続々と…

「働き方改革」とどのようにして対峙していくか?

2018春闘がはじまっている。

かつて春闘といえば、ストライキがあちこちで起こり、交通網はストップし、 工場や事業所に赤旗が林立した。あれから半世紀近くが経ち、風景はまったくの 様変わり。とはいえ、この時期に賃金アップを求め、労働条件の向上を要求する意義は変わらない。

1月22日、国会開会のこの日、全労 協をはじめ雇用共同アクションによる国 会前行動が行われた。この通常国会、安 倍首相は所信表明演説で「働き方改革の 実現」をアピールした。2月下旬頃には 一括法案として上程され、3月下旬か4 月には国会審議がはじまるといわれる。

そのうち高度プロフェッショナル制度はさすがに批判が強く、引っ込められる との予測があるが、裁量労働制の拡大は 経営側からの強烈な要望がある。さらに、 増税(来年秋、消費税率アップ)や社会福 祉の切り捨てが予想され、一方で軍事費 は拡大する。

こうしたなか2月16日、エル大阪南 館ホールで恒例のユニオンネットワーク 春闘決起集会が開催される。ゲストの渡 辺照子さんは1959年の東京生まれ。シン グルマザーとして2児を育てながら、コ ンサルタント会社に派遣スタッフとして 働き、働く女性の全国センターやアジア 女性資料センター、派遣向上フォーラム などに関与。昨年12月に突然の派遣切 りに遭う。実体験をまじえての話になろ うが、波瀾万丈の人生航路も興味深い。 また、「働き方改革」に関しては大阪労 働者弁護団からのアピールを受ける。

その翌17~18日は西日本春闘討論 集会が北九州市で開催される。こちらの ゲストは、一昨年のユニオンネット総会 に講演していただいた岐阜一般の本間高 道さん。中岡・全労協事務局長の春闘方 針提起があり、各地域の春闘状況や争議 報告などが聞けるだろう。

毎春の恒例行事である春季大阪総行動 は、いま現在3月14日を予定している。 各組合からの行動要請や行政交渉要請を 早々にまとめて、2月16日の決起集会 で方針提起がされると思う。

そして、4月下旬頃には大阪全労協の 2018春闘交流会が開催される予定。産別 や業種が多岐にわたる大阪全労協だけに、その場でそれぞれの春闘状況・模様を報 告し、交流することの意味は大きい。 「9条改憲」を公言し、戦後レジーム の「一掃」を自己命題とする安倍首相だ が、モリ・カケやスパコン、リニア疑惑 が足元をすくっており、改憲をめぐって 自公の調整も順調とはいえず、意外と脆 弱ともいわれている。こちら側からの反 撃のチャンスは必ずあるだろう。