総選挙立憲野党の勝利に全力を挙げよう!

戦争法・共謀罪廃止、沖縄連帯、労働法改悪阻止、脱原発社会の実現、 9条改憲に突き進む安倍政権を打倒しよう!


=第29回定期全国大会を開催し、意思統一=


安倍首相が党利党略・私利私欲のために行った衆議院解散によって混乱を極める政 治状況の中、全労協は10月1日、2日の両日、第29回定期全国大会を開催した。2016年 度の活動を総括し、17年度の活動方針案、予算案を議論し満場一致をもって闘う方針 を採択、新役員体勢を選出して閉幕した。代議員・傍聴者は併せて120名を越えて成 功裏に終えることができた。

まず唐澤副議長の司会で始まり、議長団に全水道東水労・伊藤稔、全国一般全国協・ 柿本哲夫の両代議員を選出して議事に移った。資格審査委員から大会成立要件である 代議員の2/3を超える出席が確認されているとの報告を受け、議長団から大会成立 が宣言されたのち、議事に移った。


まず最初に金澤議長から常任幹事会を代表して挨拶が行われた。金澤議長は「国鉄 民営化が国労を潰し、総評を解散に追い込み、社会党をつぶす事にあったように、い ま、安倍政権と小池新党がリベラル勢力の一掃のために暗躍している。護憲反安保労 働者の権利の防衛は全労協の絶対的基本スタンスである。解散総選挙に立憲野党の勝 利のために闘おう。非正規労働者の差別撤廃のために闘おう」と挨拶が行われた。

来賓として出席された社民党福島みずほ副党首、フォーラム平和・人権・環境の勝島 事務局長、新社会党の長南書記長、中小労組政策ネットの中村共同代表から激励挨拶 を頂いき、全労協顧問の山﨑道人、藤崎良三の両顧問からも挨拶が行われた。

議案討論ではまず中岡事務局長から16年度の経過報告と17年度活動方針並びに補充 議案が提起され、久保事務局次長から決算報告並びに17年度予算案の提起を受けて質 疑討論に入った。

18名が発言、衆議院選挙勝利、地方全労協の強化などで議論

第一日目の報告を中心とした討論には8人が参加した。まず、郵政ユニオンの浅川 代議員から20条裁判(東京地裁)の判決について、繁忙期手当や住宅手当など十分で はないが差別が認められたこと、病休の付与等についても是正すべきとの判決で、今 後の闘いへ一歩前進したことが報告された。

東京全労協のからユナイテッド航空争議当該の吉良代議員から争議支援の要請が行われ、三多摩労組の福田代議員から白百合クリーニング争議報告の他、SNSを使った組 織化など闘いの報告が行われた。

徳島全労協の北野代議員からは地方全労協の厳しい状況について全労協本部からの支 援が充分に行われていない事に対する批判と今後の活性化に向けた要請が行われた。ユ ニオンネットお互いさまの中川代議員から小池産業争議の要請が行われ、全国協代議員・東京労組の千葉代議員と小金井代議員からフジビ闘争の現状報告とさらなる支援要請がなされた。東京全労協東部全労協から小笠原代議員からは富士産業争議の勝利和解について報告とお礼が述べられ、東京東部労組の後呂代議員から東京メトロ20条裁判の不 当判決に対して控訴審の闘いが報告された。

その後懇親会には100名を越える参加者が自己紹介を行うとともに、一言決意表明が 行われ、大いに盛り上がった。

第二日目の討論は8時30分からDVDによる三多摩労組、東京東部労組からの闘い報告が 行われて質疑を再開した。

大阪教育合同の大椿代議員は森友学園を巡る大阪府、大阪維新の会の疑惑追及を続けていることが報告され、この衆議院選挙では小池新党と維新の会の棲み分けを許さずに 立憲野党を勝利させるとの決意が示されるとともに、労契法18条、20条を使った非正規 労働者への差別を許さない闘いの前進を実現したい。また、非正規労働者に労契法を知 らせる事も行おうと呼びかけられた。大田区職労の西山代議員は青年委員会の取組と 育成について本部の援助が要請が行われた。今秋には福島原発被災地でのフィールドワー クを取り組むことも報告された。

東京全労協の寺嶋代議員からは17けんり春闘や日比谷メーデー、沖縄平和行進の取組 が報告されるとともに、東水労での管理団体による不当労働行為並びに処分撤回の裁判 闘争の報告が行われた。全統一労組からは佐々木代議員から技能実習制度の法改正が行 われ、制度を悪用した実習生の奴隷労働を正す闘いの重要性が報告された。続いて大阪 全労協からは竹林代議員から堺市市長選挙で維新の会候補を破ったこと。並びに衆議院 選挙でも維新を敗北させる決意が述べられた。また、地方全労協と東京本部との連携が 充分に行われていない事について労働法制改悪反対の闘いなど、更に有機的な連携を構築する必要性が要請された。 N関労東日本・奥山代議員からはNTTの合理化反対闘争の現状が報告されるとともに、 定年退職者が地域ユニオンに参加して活動していることが報告された。地域ユニオンの 活動ではスラップ訴訟をちらつかせて団交拒否を行う経営者が拡大していることも報告 が行われた。郵政合同労組の佐藤代議員からは宮城県知事選について報告があり、自民 党知事の独裁的県政運営や女川原発再稼働を阻止する闘いへ市民運動から対立候補を擁立して闘っていることが報告された。

神奈川県共闘の小内代議員からは退職者が労働相談窓口を勤めて組織化が進んでいる ことが報告された。東北全労協から田辺代議員、佐藤代議員が発言し、大阪本社抗議行 動によって和解が進んでいる争議報告が行われるとともに、福島原発事故による被災者への賠償切り捨てとの闘い、原発作業員の安全を守る闘いについて報告が行われ、練 馬ユニオンの矢内代議員からはメーデーの統一に向けた努力の要請が行われた。

討論を集約して中岡事務局長は以下のまとめを行った。

① 「権利は譲らない・差別を許さない」の下に、全ての争議を勝利にするために各 組合が相互に連携し、団結を強め全力で支援を拡げ勝利に結びつけよう。 20条裁判の拡大を非正規労働者の均等待遇実現に繋げよう。18春闘を11月には発 足させ、官民共闘、非正規労働者の均等待遇実現に向けた闘いを作っていこう。

② 安倍政権打倒、立憲野党勝利に向けて選挙闘争に勝利するとともに、安倍改憲阻 止3000万人署名の達成、11.3国会大包囲行動を全国から参加しよう。 戦争法・共謀罪廃止、原発再稼働を許さず被災地の人々に寄り添って連帯してい こう。拝外主義や弱者切り 捨てと闘おう。沖縄の人々 と連帯して辺野古新基地 建設阻止のために全力で闘 おう。

③ 過労死を拡大する労働法 制改悪に反対し、真に非正 規労働者と正規労働者の均 等待遇実現に向けた闘いを 作ろう。

④ 青年委員会運動の発展に 全ての労組協力を作ってい こう。地方全労協の活化に 向けて議論を集中し、組織 強化に繋げていこう。

⑤ 女性労働者の活躍、全労 協への参加拡大へ女性委員 会の強化とジェンダー課題 の学習、実践を強化しよう。

これらの闘いに全労協各 労組は全力で取組み、来年 30回記念大会の準備をしっかり作っていこう。

事務局長のまとめを受けて採決が行われ、満場一致で活動方針が決定した。

続いて会計報告、予算案について久保事務局次長から財政小委員会報告が行われた。 財政状況は厳しいものがあるが、今後の財政健全化にむけた検討の必要性について指 摘を受け、採決の結果、全員一致賛成で採択した。

新役員体制については役員選考委員会・和田委員長から別掲(上表)が示され全会 一致で承認された。退任したのは副議長・唐澤氏、常任幹事の井村、中里、福田、稲 村各氏となり、新たに副議長に松川聡、常任幹事には瀧口良二、渡辺歩、伊藤紀子、 丹羽通晴各氏が就任した。

退任する皆さんの挨拶を受け、新副議長の松川さんほかの決意表明を受けて、新役 員体制を代表して金澤議長が今後一年の闘いに向けた挨拶が行われた。

第29回大会の最後に

①8時間労働制の破壊、労働法制改悪反対を闘う決議、②憲法 改悪反対、戦争法・共謀罪廃止、沖縄と連帯し、護憲・平和運動を闘う決議、③原発 再稼働阻止!脱原発社会の実 現に向けて闘う決議を採択し、 最後に大会宣言が満場一致で確認された。

全ての議事が終了する中、 議長団から大会スローガンが 読み上げられ大きな拍手で確 認が行われた。

最後に和田副議長が閉会の挨拶を述べ、金澤議長の音頭 で団結ガンバロウを参加者全 員で三唱して閉会した。

お寄せいただいたメッセージ

(順不同・敬称略)

労働弁護団 幹事長 棗一郎、日本建設運輸連帯労働組合 中央執行委員長 菊池進、 日本新聞労働組合連合 中央執行委員長 小林昭浩、労働組合ネットワーク東京 執 行委員長 川原由美、社民党幹事長 参議院議員 又市征治、沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック、東京都労働相談情報センター 池袋事務所長 小林孝雄、参議院議員。

伊波洋一、参議院議員 糸数慶子、JAL不当解雇撤回原告団 パイロット団長 山 口宏弥、客室乗務員団長 内田妙子、社会民主党 政策審議会長 吉川はじめ、株式 会社 広報ブレイス 代表取締役社長 棚村博美、在日韓国民主統一連合、自治労・ 公共サービス清掃労働組合 実行委員長 河津竜司、世田谷区長 保坂展人