「働き方改革」「同一労働同一賃金」などなど… 安倍政権の労働政策にどう立ち向かうか

安倍政権が目玉政策に上げているひと つに「働き方改革」がある。「同一労働同一賃金」、「介護離職ゼロ」などといっ た、一見耳障りのいいキャッチフレーズ が並べられているが、その内容はいまだ 判然とせず、いわば融通無碍ともいえる 様相だ。一方で「残業代ゼロ法案」や 「解雇の金銭解決」などを標榜している だけに、なおさらである。 今国会ではまずTPPの通過を目標と しているらしく、これら労働法制改悪法 案については来年の通常国会が山場だろ うともいわれている。

全労協本部では友 誼労組などとも連携して、これら労働法 制改悪に対するキャンペーン活動をいま のうちから展開していこうと全国発信し た。それを受けて大阪全労協でも全港湾・ 全日建・ユニオンなどにも呼びかけて、 秋のキャンペーン行動を検討している。 その際は各組合の協力をお願いしたい。

12.3集会に注目を

こうしたなか、大阪労働者弁護団と民 主法律協会の共催で「安倍政権の労働政 策にどう立ち向かうのか~これからの労 働運動を語り合う集い」と銘打った集会 が12月4日の午後、国労会館で開催される。

労働組合の組織率低下、労働運動の弱 体化が指摘されて久しいなか、労働運動 論・労働法の泰斗、熊沢誠さんと西谷敏 さんがそれぞれ『私の労働研究』、『労 働法の基礎知識』をそれぞれ出版された 機会に、お2人からの問題提起を受けて、 これからの労働運動を自由闊達に語り合 おうという企画であるらしい。

労働運動の過去と現在に関して豊富な 知識とリアルな現状認識をもち、かつ現 行の労働組合・労働運動のありようにつ いてシビアな見解をもつお2人の問題提 起はたぶん相当に厳しいものと推測でき る。しかし、その問題提起を正面から受 け止めて、ある意味ではそれを乗り越え て行くしか先はないのかもしれない。

だからこの集会は、何かの方針提起が あって認識を一致させ、団結をかためる 決起集会ではない。それぞれの労働組合 あるいは組合活動家が何を考え、何をめ ざして奮闘しているのかを、それぞれに 語り合い、意見をぶつけあって次に進んでいこうという趣旨の集会になるのではないだろうか。